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更新日:
 2019年3月31日


国名:イタリア共和国
   Italian Republic(Repubblica Italiana)

首都:ローマ(ROME)
 
面積:30万1,328km2(日本の国土の約80%)
 
人口:6,060万人(2018年)(日本の人口の約半分)

民族構成:ラテン系イタリア人
 
人口密度: 198.41人/km2(2018年)

平均寿命 :全人口:82.54歳(2016年推計)

言語:イタリア語(地域により独、仏語等少数言語あり)
 
宗教:キリスト教(カトリック)が国民の約80%と言われる。
   その他、キリスト教(プロテスタント)、ユダヤ教、イスラム教、仏教

◎国旗
 国旗は左から緑、白、赤の縦縞の三色旗です。緑は国土、白は雪、赤は愛国心の熱血を表わすと同時に自由、平等、博愛を象徴しています。
 
◎国歌
 マメリの讃歌(Inno di Mameli)

◎政治体制(2019年4月)
 政体 :共和制
 議会 :上院・下院の二院制で任期は両院とも5年(両院の権限は同等)。
     上院:議席定数315+終身議員6(2018年4月現在)
     下院:議席定数630(2018年4月現在)
 元首 :セルジョ・マッタレッラ大統領(Sergio Mattarella)(2015年2月就任,任期7年)

◎政府(2019年4月)
 コンテ内閣(2018年6月1日発足)
 (1)首相:ジュゼッペ・コンテ(Giuseppe Conte)
 (2)外相:エンツォ・モアヴェロ・ミラネージ(Enzo Moavero Milanesi)

(1)ジェンティローニ政権の発足
 完全二院制の廃止等の統治機構の効率化を主眼としたレンツィ政権による憲法改正法案が,2016年12月4日に行われた国民投票において反対多数で否決されたことを受け,同7日,レンツィ首相はマッタレッラ大統領に対し辞表を提出した。一連の政治協議を経て,マッタレッラ大統領は,レンツィ内閣で外相を務めたジェンティローニ氏に組閣を命じ,同12日,ジェンティローニ政権が発足した。2016年12月13日,ジェンティローニ首相は,下院において施政方針演説を行い,新政権はレンツィ前政権の政策を引き継ぎつつ,イタリア中部地震被災地の復興,国際的課題(国連,G7サミット等),移民問題や緊縮政策に関する欧州内での合意形成,経済対策,銀行問題,南部開発等に優先的に取り組む方針を示した。

(2)2018年両院選挙
 2017年12月,マッタレッラ大統領は任期満了に伴う上下両院選挙を決定。2018年3月4日実施された両院選挙は,戦後最低の投票率となり(上院72.99%,下院72.93%),与党民主党率いる中道左派連合,フォルツァ・イタリアや「同盟」などからなる野党中道右派連合,左右どちらにも属しない「五つ星運動」の三極いずれも過半数を獲得できない結果となった。単独政党としては「五つ星運動」が議会内第一党となり,中道右派連合が議会内最大勢力を形成。

(3)コンテ政権の発足
 選挙結果を踏まえ,マッタレッラ大統領を中心とした各政治勢力間の連立協議を経て,5月に入り「五つ星運動」と「同盟」の間で「変革のための政権協約」が作成された。これを受け,同月31日,マッタレッラ大統領は,両党が推薦するジュゼッペ・コンテ・フィレンツェ大学教授を首班指名し,6月1日,大統領府での宣誓式を経て,コンテ政権が正式に発足した。その後,コンテ首相は,上下両院にて施政方針演説を行い,連立与党による「変革のための政権協約」の実行を約束。社会権の充実が政権の最重要事項であるとした上で,膨らむ財政赤字には,緊縮財政ではなく経済成長を通して削減すると述べた。

◎外交基本方針(2019年4月)
(1)全般
 欧州統合の積極的推進及び大西洋同盟の強化,国連を始めとする多国間枠組みの重視がイタリア外交の基本方針。
 イタリアは,その地理的,歴史的経緯から,地中海・中東諸国との関係も重視しており,2011年初頭からの北アフリカ・中東地域におけるいわゆる「アラブの春」の動きに際しては,民主化を目指す政治的転換及び改革を支持した。現在は,民主化及び経済の安定化のための支援,シリア難民への人道支援を行うことに力を入れているとともに,特にリビアの国民統一政府発足に向けた調整・支援において主導的な役割を果たしている。現下の最大の外交的課題は移民・難民問題への対処。当初は単独で,その後はEUの枠組みの下で,地中海における移民の救援活動を主導しており,EUに対しては,救援活動や移民・難民の再配分等における加盟国間でのより公平な負担の分担を求めている。また,経済関係を背景に対露関係も重視しており,現政権は,対露制裁の見直しを連立政権の協約の中に記載。

(2)国際場裏における活動
 G7の一員として国際的な発言力を維持。2016年伊勢志摩サミットに続く2017年のサミット議長国はイタリア。5月26及び27日,タオルミーナ(シチリア)においてG7サミットが開催された。
 2017年の1年間,国際連合安全保障理事会非常任理事国を務めた。
 2018年は欧州安全保障協力機構(OSCE)の議長国を務め,12月にミラノにて外相理事会を主催する予定。

(3)海外派兵
(ア)NATOによるアフガニスタンへの「確固たる支援」任務(RSM)に約1,000名規模の部隊を派遣中。
(イ)レバノンにおいては,国連レバノン暫定軍(UNIFIL)に約1,100名規模の部隊を派遣中。
(ウ)対ISILへの有志連合に約1,300名を派遣中。
(エ)リビアの「ヒポクラテス作戦」に約300名を派遣中。
(オ)地中海を経由して流入する移民に対応するため,EU主導のEU NAVFOR MED作戦に空母をはじめ航空機等の他,約600名の人員を派遣中(指揮官はイタリア人であり,司令部はローマに所在。)。
 
◎軍事力
 国防予算:約223億ドル(2016年度)(GDPの1.2%)
 兵役:2005年より完全志願制に移行(志願制の任期は1年~4年の期限付と終身の2種)。
 兵力:17万人(陸軍100,211人、海軍30,421人、空軍39,368人)
    人件費削減をねらいとした軍改革を進行中。
    2016年:19万人 → 17万人
    2024年:17万人 → 15万人

◎経済(単位 米ドル)
・主要産業:機械、繊維・衣料、自動車、鉄鋼
・名目GDP:19,379億ドル(2017年:IMF推計値)

・一人当たり名目GDP
 31,984ドル(2017年:IMF推計値)

・経済成長率:
 -1.7%(2013年)
  0.1%(2014年)
  1.0%(2015年)
  0.9%(2016年)
  1.5%(2017年)

・物価上昇率:
  1.2%(2013年)
  0.2%(2014年)
  0.1%(2015年)
 -0.1%(2016年)
  1.3%(2017年)

・失業率:
  12.1%(2013年)
  12.6%(2014年)
  11.9%(2015年)
  11.7%(2016年)
  11.3%(2017年)

◎総貿易額
 輸出:
  503,054百万ドル(2017年:国連統計)

 輸入:
  451,416百万ドル(2017年:国連統計)

◎主要貿易品目
 輸出:
  医薬品、自動車、自動車部品、原油以外の石油(2016年:WTO)
 輸入:
  自動車、原油、医薬品、ガス(2016年:WTO)

◎主要貿易相手国
 輸出:
  ドイツ、フランス、米国、スペイン、英国(2017年:ISTAT)
 輸入:
  ドイツ、フランス、中国、オランダ、スペイン(2017年:ISTAT)

◎経済概況(2019年4月)
(1)イタリアの経済成長率は,ユーロ導入以降一貫してユーロ圏平均より低い。2011年には,イタリア経済が低成長であることやギリシャを始めとするソブリンリスクの高まりを背景に夏頃から国債金利が急上昇し,金融環境の悪化,国内需要の減少等により年後半からマイナス成長となった(2011年通年では+0.6%)。

(2)2014年2月に成立したレンツィ政権は,EUの財政ルールを全体として尊重するとしつつ,財政再建と経済成長の両立を目指して,労働市場改革(ジョブズアクト),税制改革,海外からの投資促進策等に取り組み,2015年は2011年以来のプラス成長となるなど,一定の成果を上げた。特に,同政権の最重要施策の一つであった労働市場改革では,原則「解雇補償金」により雇用関係を解消することを可能とする「解雇規制の緩和」,新たな無期限雇用に対する雇用主の社会保険料負担等の軽減による「無期限雇用の推進」等が実施された。

(3)2016年12月に成立したジェンティローニ政権も,レンツィ政権の経済政策を継承し,若者の雇用促進のための企業に対する補助金などを整備する一方で,一般付加価値税(IVA)の増税を目指すなど経済成長促進と財政再建のバランスを重視すると同時に,金融セクターの改革(公的資金を活用しつつ,銀行の株主や債権者にも負担を求めることで破綻した金融機関を再建する,小規模金融機関の統合促進による経営効率化等)にも取り組んでおり,2017年は1.5%の経済成長率となった。
(4)2018年6月に成立したコンテ政権は,緊縮財政ではなく,所得税率の引下げ(「フラット・タックス」)や失業者対策(「国民の所得」)といった拡張的財政政策により経済成長を促進し,経済成長を通じた税収増によって財政健全化を目指す方針。

◎在留邦人数
 14,146人(2017年10月)

◎在日イタリア人数
 4,019人(2017年)

☆イタリア生活情報

◎通貨(2019年4月)
 通貨はEU単一通貨ユーロ。通貨単位はユーロ€(euro)とセント¢(イタリア語読みはチェンテージモ centesimo/複数形はチェンテージミ centesimi)。€1=100¢

 EUR:ユーロ

・紙幣
 €500、€200、€100、€50、€20、€10、€5。
 
・硬貨
 €2、€1、50¢、20¢、10¢、5¢、2¢、1¢。
 
◎為替レート
 1 EUR = 126.85円(2018年12月28日)
 1 EUR = 128.56円(2019年3月)

・貨単・:リラlira。普・はリーレlire(複数)
 レートはL100≒7円程度
 紙幣 :L1,000、L2,000、L5,000、L10,000、L50,000、L100,000、L500,000
 硬貨 :L50、L100、L200、L500

◎時差(2019年4月)
 イタリアと日本の時差は8時間。(イタリアが正午のとき、日本は午後8時)
 3月最終日曜日~10月の最終日曜日は夏時間のため7時間。

◎ビザ(2019年4月)
 観光目的での滞在の場合、90日まで不要。入国に際しては、原則としてパスポートの有効残存期間が90日以上必要。出入国カードの記入の必要はない。

◎持込制限(2019年4月)
 EUR10,000相当(外貨、TC等含む)以上は申告要。

・タバコ:200本又は1本3gまでの細葉巻100本又は葉巻50本又は刻みタバコ250g等(17歳以上)
・酒:酒1L(22%以上)又は酒(22%未満)、発泡ワイン、シェリー等2L又はワイン4L又はビール16L等(17歳以上)
・土産品:土産品などEUR430まで(15歳未満はEUR150)
・特定植物・植物製品等:植物検疫証明書原本要
・医薬品(免税):個人使用分
・禁止品:肉・肉製品、牛乳・乳製品、家禽類やタイの派生品、東南アジアの卵と白身肉、EU・周辺ヨーロッパ国産以外の動物製品等
・武器や弾薬、すべての銃器:許可要(弾薬とは別に梱包され、施錠されたケースに入れること)
・1人あたり合計EUR300超の物品の持込は申告要。未申告の場合、当該物品の没収・関税支払い・多額の罰金あり(特に電子機器の持込は厳しい)。
 
◎税金(2019年4月)
 ほとんどの商品にIVAと呼ばれる付加価値税が10~22%かかっている。EU以外の居住者は、1店舗€154.94以上の買い物をし、所定の手続きをすれば、手数料などを引いた税金が還付されるシステムがある。買い物をするときや帰国時には、忘れずに手続きをしよう。

・滞在税
 2011年より、イタリアの一部の都市での宿泊に滞在税が課されることとなった。各自治体により、呼び方、対象宿泊施設、金額、時期、期間などは異なる。ホテルのランク、時期などにより1泊につき、ひとり€1から5程度。チェックアウトの際に直接ホテルへ支払う。ホテルにより支払いは現金、あるいは宿泊料とまとめてカード決済も可。

◎航空会社(2019年4月)
 日本からイタリアまでのフライトは、直行便で約12時間。
 
◎電気事情(2019年4月)
 50Hz、220V。ごくまれに125Vもある。プラグは丸型のCタイプ。日本国内用の電化製品はそのままでは使えないので、変圧器が必要です。
 
◎クレジットカード(2019年4月)
 イタリアではクレジットカードの利用は日本よりも進んでいて、ほとんどのショップでクレジットカードを利用することが出来ます。国内でのクレジットカード発行枚数は日本の方が上ですが、小さなショップでも利用出来るので日本より便利にクレジットカードを利用することが出来るのです。
 大手カード会社の国際カードはホテル、ショッピングセンター、スーパーマーケット、レストラン等で使用できます。クレジットカードは、列車の切符の購入や一部の病院でも使用できます。
 
◎チップ(2019年4月)
 レストランやホテルなどの料金には、ほとんどサービス料が含まれているので、必ずしもチップ(伊語でmancia:マンチャ)は必要ではない。快いサービスを受けたときや通常以上の手間をとらせたときなどには、以下の相場を参考に支払うと良い。

・レストラン
 料理代金に含まれる場合がほとんど。別計算の場合も、勘定書きには含まれている。店の格により7~15%程度。

・ホテル
 ポーターやルームサービスに対して、€1~5程度。

・タクシー
 料金の10%程度。

・トイレ
 係員が一律に徴収する場合や、机にお皿を置いて任意にとする場合がある。入口のゲートに指定料金を投入する無人タイプもある。€0.50~1程度。

◎喫煙(2019年4月)
 2005年1月10日より、「禁煙法」が施行され、美術館、博物館、映画館、列車および、レストラン、バールなどを含め、すべての屋内、公共の場での喫煙は禁止。違反者には、罰金が課せられる。

◎電話(2019年4月)
 警察署 113
 消防署 115

 イタリアでは市外局番と市内局番の区別はない。どこにかけるときでも0からダイヤルする。
 
◎カジノ(2014年12月)
 イタリアのカジノはアオスタ、サン・レモ、ヴェネチア、カンピオーネ・ディタリアの4箇所にあります。カンピオーネ・ディタリアはスイス領域にある小さな町です。

◎車(2019年4月)
 車は左ハンドル(右側通行)です。

◎国際電話(2019年4月)
 国番号:39

◎気候:
 地中海気候に属し、温暖で過ごしやすい。ただし、国土が南北に細長く、四季があるため、地域による気温差に注意が必要です。服装は日本を目安に準備すればよいでしょう。

◎国祭日
 6月2日(1946年、国民投票により、従来の王制に代わり共和制を政体とすることが決められた日)。

◎祝祭日(2019年4月)
 1月1日 :元日(Capodanno)
 1月6日 :主顕節(Epifania:エピファニア)
 4月21日 :イースター(復活祭:Pasqua)※
 4月22日 :イースターマンデー(復活祭月曜日:Pasquetta)※
 4月25日 :イタリア解放記念日(Anniversario della Liberazione d'Italia)
 5月1日 :メーデー(Festa del Lavoro)
 6月2日 :共和国建国記念日(Festa della Repubblica)
 8月15日 :聖母被昇天祭(Ferragosto)
 11月1日 :諸聖人の日(万聖節:Tutti Santi)
 12月8日 :聖母受胎祭(Immacolata Concezione)
 12月25日 :クリスマス(Natale)
 12月26日 :聖ステファノの日(Santo Stefano)

 ※は移動祝祭日のため毎年変わります。上記は2019年の祝祭日です。

◎安全とトラブル(2019年4月)
 地下鉄やバスなどの公共交通機関内でのスリ、町なかでは子供や乳飲み子を連れたスリ集団などの被害の報告が多い。力ずくで金品を奪うことは少なく、各個人の注意により未然に防ぐことができると思われる。

◎水(2019年4月)
 イタリアの水道水は日本とは異なり、石灰分が多い硬水。そのまま飲むことができるが、体調が不安な人はミネラルウォーターを。レストランやバールではミネラルウォーターを注文するのが普通。500mlがスーパーで€0.30~1、バールで€0.50~2程度。駅の自販機で€1.20。観光地では€1~2。

◎ビジネスアワー(2019年4月)
 以下は一般的な営業時間の目安。商店やレストランなどは、店や都市によって異なる。また、ローマ、ミラノ、ヴェネツィアなどの一大観光都市を中心に、ブランド店をはじめとする一部の商店、デパートなどでは昼休みなしで、日曜も営業する店も増えてきている。

・銀行
 月~金曜8:30~13:30、15:00~16:00。祝日の前日は昼までで終了する場合もある。銀行の外側や駅などのクレジットカード対応のキャッシュディスペンサーは24時間利用可能。

・デパート、ブランド店、一般商店
 10:00~20:00頃に通して営業する店が多い。地方や一部の商店では13:00~16:00頃を昼休みとし、日曜と祝祭日を休業とする場合も多い。

・レストラン
 昼食12:00~15:00頃、夕食19:00~24:00頃。北に比べ、南では開店がやや遅い傾向あり。

◎略史
1861年3月 ヴィットーリオ・エマヌエーレII世,イタリア王国建設
(建国時の首都はトリノ、1864年にフィレンツェ、1870年にローマに遷都)
1922年11月 ファシスト党ムッソリーニ政権掌握
1929年2月 バチカンとラテラーノ条約調印
1943年7月 ムッソリーニ政権崩壊
1945年12月 キリスト教民主党首班の第一次デ・ガスベリ内閣成立
1946年6月 国民投票で王制廃止
1948年1月 共和国憲法施行
1962年2月 初の中道左派政権成立
1994年4月 キリスト教民主党中軸の戦後政治の終焉
2006年4月 総選挙にて中道左派連合の勝利
2011年11月 経済再建のためモンティ首相率いるテクノクラート内閣発足
2013年2月 総選挙にて「五つ星運動」が躍進
2014年2月 共和国史上最年少のレンツィ首相率いる内閣発足
2018年6月 コンテ首相率いる連立内閣発足(「五つ星運動」「同盟」)



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