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雑学 

更新日:
 2008年9月3日



 ◎お菓子の袋の開けやすさ(2007年10月15日)
 ◎バゲージクレーム(2006年9月10日)
 ◎タクシーの自動ドア(2005年7月12日)
 ◎タイのエスカレーター(2004年4月5日)
 ◎シンガポールのエスカレーター(2003年11月1日)
 ◎韓国のエレベーター(2003年3月15日)
 ◎中国のエレベーター(2002年10月20日)
 ◎中国の人のチャーハンの食べ方(2001年5月12日)
 ◎電車の発車ベル(2000年2月11日)









◎お菓子の袋の開けやすさ(2007年10月15日)
 日本のメーカーは、技術力が高いと言われています。これは、自動車、電機産業や電子産業ばかりでなく、いろいろな産業において言われていることです。例えば、炊飯器のメーカーは、未だに、開発を続けており、どんな米でも美味しく炊くための機能を研究しているようです。
 電機機器はともかく、御菓子の袋や、塩、胡椒などの小袋など、日本の製品は、他国とは比べ物にならないようなレベルになっており、それに慣れてすぎていると、海外で不便さを感じることになります。
 御菓子の袋など、日本では、密封性や遮光性など、一定の機能を維持したままで、かつ、開けるときに開けやすいように製造されています。ところが、海外の製品は、一定の機能を維持することに重点がおかれ、開けるのが難しいことが多々、あります。昔も、日本では、そうだったと思いますが、ものすごい力で引っ張ってもなかなか、開けられない袋が、未だにあるのです。
 塩や胡椒の小袋、カップラーメンに入っているスープの袋など、日本では、ほぼ、ある辺は「どこからでも開けられます」となっており、ちょっと爪を使えば、簡単に開けることができるようになっています。
 ところが、海外では、このようなシステム自体が存在しません。アメリカのマクドナルドにいけば、塩や胡椒は、未だに紙製の袋に入っているので、保湿、気密性に問題があります。他の国でもカップラーメンに入っている袋など、切れ目が入っているにも関わらず、そこに爪をかけても開けられなかったりすることが多々、あります。
 便利さを追求した日本のサービスは、世界最高だと思います。多分、他の国のメーカーは、こんなところに投資(研究、開発)をしていないのだと思います。こういうことが、日本の製品の品質の高さにつながる一方、値段の高さを引き起こしているのだと思います。一長一短がありますが、ユーザーという立場からは、「使いやすく、かつコストを抑えた」商品が望ましいですね。日本のメーカーに期待したいと思います。

◎バゲージクレーム(2006年9月10日)
 海外に行く時、日数が多いと、どうしても荷物を預ける必要が出てきます。当然、バゲージクレーム(baggage claim)で荷物を受け取る訳ですが、日本に比べると海外の空港は、荷物の扱いが雑ですよね。そんな中でも、韓国の空港はひどいように思います。
 ターンテーブルにもいくつかのパターンがあると思います。裏側で人がターンテーブルに荷物を載せていると思われる場合、日本では、ちゃんとハンドルや持ち手が客の側になるようにおいてくれますが、日本以外では、そんな気遣いはありません。わざと取りにくく置いているのか、と思うような置き方をしている国もあり、驚かされます。中国や韓国の産業界は、日本の技術に追いつけ、追い越せ、という気持ちで発展してきたように言われますが、こういう所は見習う気がないようです。
 また、ターンテーブルとは別にベルトコンベヤがあって、コンベヤからターンテーブルに荷物が落ちるシステムがありますが、日本では、ターンテーブル上に荷物があると、コンベヤ側が自動的に止まり、荷物が重ならないなっていますが、日本以外では、このようなシステムを見たことがありません。(東南アジアしか見ていませんので、欧米諸国の事情は分かりませんが。)
 韓国など、下にカバンがあっても関係なく、二重、三重は当たり前というシステムです。韓国の産業界は、日本のメーカーよりも良い品質を低価格で実現しているものもあるようですので、もっと、御客様に便利なシステムを導入したら良いのではないかと思います。

◎タクシーの自動ドア(2005年7月12日)
 タクシーのドアが自動なんていう無駄な機能を付けているのは、世界中で日本だけだと思います。はっきり言って、こんな機能は、全く必要ないと思います。一体、何のために、こんなくだらないことをしているのか、全く、理解できません。
 先日、日本でタクシーに乗った際、海外から帰ってきた直後だったので、当然のようにドアを自分で閉めたら、運転手さんに「お客さん、こっちで閉めますから。」と言われて、閉めたドアをわざわざ、一度、開けて、閉め直したのです。私には、全く、意味が分かりませんでした。ドアが閉まったのですから、問題は何もないはずです。
 そんな日本では、最近、「足けが詐欺」なる輩が出ているそうです。運転手が閉めたドアに足が挟まり、怪我をしたと言って、治療費をだまし取るという詐欺だそうです。これなど、運転手がドアを閉めるシステムの日本だけでしか発生しない犯罪です。タクシー会社が自ら、余計なことをして、犯罪発生の手助けをしているのです。全く、くだらないことです。
 また、以前、東京駅の丸の内側からタクシーに乗った時は、道路の構造上、車の右側から乗るしかありませんでした。しかし、右側のドアは自動ではありません。ここでは、わざわざ運転手が降りてきて、ドアを開けてくれました。運転手が降りてきてドアを開けてくれるなんて、良いサービスのように思えますが、降りる時は「勝手に降りろ!」的な自動ドアです。所詮、運転手が開けてくれたのは、サービスではない、ということを分からせてくれます。京都のMKタクシーとは大違いです。
 降りる時に、残念な気持ちを抱かせるなら、初めからしない方がマシです。まあ、最初から、ドアを自動にする必然性も利点も理解できませんので、全く無駄なことだと思っていますが。こんなくだらない機能は、必要ないと思いますけどね。
 繰り返しますが、こんな無駄な機能を付けているのは、世界中で日本だけです。誰も、そんな機能は期待していません。全く無意味だと思います。

◎タイのエスカレーター(2004年4月5日)
 タイでエスカレーターに乗りました。地下鉄(MRTやBTS)の駅や、デパートなどで利用しましたが、日本とは、全く様子が違っていました。
 まず、エスカレーターの速度ですが、日本よりも速度が速かったです。まあ、他の国でも、シンガポールなどは早かったと記憶しています。日本より早い国は多くあると思いますが、日本より遅い国はないと思います。日本は安全を重視しすぎな過剰サービスなのではないでしょうか?多少、速くなっても、お年寄りを含め、そんなに困る人はいないと思います。日本の速度設定は、無意味だと思います。
 次に気が付いたのは、日本や韓国のように片側を空けるという習慣はない、ということです。タイでは、エスカレーターを歩いて登っていく人がいない、ということなのです。
 駅のエスカレーターは非常に混雑していたのですが、ほとんど全ての段に2人ずつ立っていました。しかし、良く見てみると、2人連れだから2人で一緒に1段の上に乗っているのではなく、他人同士でも、全く気にせず、1段に2人ずつ乗っているのです。他人が隣に来ても、全く気にしないのです。
 所々、1人で乗っているところもありましたが、その場合は、どちらか片側に寄っていました。すなわち、たまたま後ろの人が、その段に乗らなかったという感じでしたが、エスカレーターを歩いて登っていく人はいませんでした。これだと、エスカレーターの能力を最大限利用できるので、非常に効率的だと思います。
 エスカレーターのメーカーの方も、片側だけに乗るのは、荷重が偏るため、機械的にも不具合が発生しやすくなり、問題だと言っていました。他人同士で両側に立っている状況は、エスカレーターとしての構造からも、最適な使用方法なのではないでしょうか。このような感覚が世界中に広がれば、輸送力も増えて、素晴らしいのではないでしょうか。
 果たして、エスカレーターを上るのは日本と韓国だけなのでしょうか?

◎シンガポールのエスカレーター(2003年11月1日)
 全てのエスカレーターとは言いませんが、地下鉄の駅や、サンテックシティモール(Suntec City Mall)など、多くのエスカレーターは、日本よりもスピードが速いように思います。大した差ではないのかもしれませんが、エスカレーターが速いことによって、エスカレーターに乗るところが混まないと感じました。
 日本では、人が多く集まる駅やデパートなどでは、エスカレーターに乗るところが混雑することが多いと思います。シンガポールのエスカレーターは、人が多いところにあるエスカレーターの速度が速いため、混雑しないのです。人が多いのに、混雑していないのです。これは、非常に合理的だと思いました。
 日本では、お年寄りや子供が安全に乗るために、わざと速度を遅く設定しているのかもしれません。ただ、少し速く設定するだけで混雑が減るのであれば、その方がメリットが大きいような気がします。何故なら、シンガポールにもお年寄りや子供はいるはずですが、問題になっていないのですから、シンガポールの速度設定は、無理な設定ではないと思います。仮に、日本では規則があって決まっているにしても、そろそろ見直しても良いのではないでしょうか。

◎韓国のエレベーター(2003年3月15日)
 韓国のエレベーターは、気をつけないといけません。全てのエレベーターではないと思いますが、ほとんどのエレベーターが、階数を2回押すと、キャンセルできるようになっています。ですから、あわてて2回、押してしまうと、降りたい階数に止まらなくなってしまうのです。
 最近のエレベーターはドアの横と、車いす用にエレベーター内部の横壁の2ヶ所に階数表示のボタンがついていることが多いです。先日、ある雑居ビルでエレベーターに乗っていた時、面白いことがありました。
 私は1階から乗ったのですが、2階で小父さんと小母さんが乗り込んできました。小父さんはエレベーターに乗り込み、ドアの所の15階のボタンを押しました。小父さんから少し、遅れてエレベーターに乗り込んだ小母さんは、車いす用のボタンの15階を押して、自分の思惑とは違って、キャンセルしてしまったのです。小母さんがボタンを押そうと思った時には、階数のランプがついていなかったため、ボタンを押そうとしたのですが、そのわずか0.5秒くらい前に小父さんがボタンを押したため、偶然、キャンセルされてしまったのです。
 すると、小父さんが階数表示の15階が消えていることに気がつき、再度、15階を押しました。すると、丁度、わずかに遅れて、同じように気がついた小母さんが、またしてもタッチの差でボタンを押し、再度、キャンセルしてしまいました。
 この2人は、知り合いでも何でもないようでしたが、ものすごい気が合う人達だと感心していたら、再度、目的階の表示が消えていることに気がついた小父さんが、「あれ?」みたいなことを言いながら、また、15階を押しました。すると、この時もタイミング良く、15階が消えていることに気付いた小母さんがボタンを押し、3度目のキャンセルをしました。こんな奇跡みたいなことが目の前で起きるなんて、ビックリで、大笑いしたかったのですが、ずっと見ていたことがバレると怒られそうで、我慢しました。
 結局、4回目にボタンを押す時、小父さんが「俺、15階なんだけど」みたいなことを言いながら押したら、小母さんが「あれ、私もよ」みたいなことを言って、お互いに何をしていたかを理解したらしく、お互いに文句を言っていました。結局、15階に到着するギリギリでボタンを押すことができたので、2人とも、無事に降りることができましたが、なかなかおもしろかったです。
 キャンセルできるシステムは、日本のエレベーターにはないと思いますので、便利だと思います。回数の押し間違いをした時、キャンセルができるので、止まる必要がない階を押してしまった時には、非常に助かると思います。しかし、上記のようなことがあるのでは、意味がありませんが。
 また、韓国のエレベーターは、ホテルなどでは4階や13階がないことがあります。3階の次が5階だったり、4階が「F階」になっていることもあります。縁起をかついでいるのでしょうが、マンションや、一般のビルでは、普通に4階がある方が多いと思いますので、ホテル業界だけのことかもしれません。

◎中国のエレベーター(2002年10月20日)
 中国のビルのエレベーターのシステムは、変わっています。ホテルのエレベーターは、日本と変わらなかったのですが、市庁舎や商業ビルなどのエレベーターは、面白いシステムでした。
 普通は、「上」とか「下」とかのボタンを押して、エレベーターが来るのを待つ、というシステムだと思います。この時、複数台のエレベーターがある場合は、それぞれのエレベーターがどこの階にいるかを示すものが無い場合は、どのエレベーターが来るのか、直前まで分かりません。8台とか、多くのエレベーターがあると、待っていた場所の反対側のエレベーターが来ていたことに気づかず、乗り遅れてしまう、なんてことがあります。
 ところが、中国のエレベーターのシステムは、このような方法ではなく、もっと合理的なものでした。ボタンを押す際、「上」とか「下」とかのボタンはありませんでした。小さな電光表示板のような四角い部分と、電話のプッシュダイヤルのような数字のボタンがあるのです。そこで、自分が行きたい階を押すのです。(23階なら、「2」と「3」を押す)すると、小さな電光表示板のような四角い部分に「1」とか、「5」とかの数字が出ます。この数字は、エレベーターの号数を表示しているのです。エレベーターが6台あれば、1号機から6号機までですから、自分の行きたい階数を押して、表示されたエレベーターの前で待っていれば良いのです。それで、その号数のエレベーターが来たら、乗るのです。
 そして、待っていたエレベーターに乗り込んでみると、何と、エレベーターの中には行き先階を押すボタンがないのです。乗る前に階数を押して、表示されたエレベーターに乗っているので、あらかじめ押した階数に止まるのです。この方法だと、乗り遅れることはなさそうです。
 このシステムでは、いろんな階に行きたい人が、適当に乗るのではなく、同じ階に行く人を集められますので、非常に合理的だと思います。きっと人数が多い中国で、待ち時間やエレベーターの運行を合理化するために生まれたシステムなのではないでしょうか。このシステムは、世界中に広がったら便利だと思います。ただし、途中で階数を変更できないですよ。

◎中国の人のチャーハンの食べ方(2001年5月12日)
 中華料理の炒飯が好きな人は、沢山、いると思います。日本ではチャーハンを頼むと、皿にチャーハンが盛られて、「レンゲ」がついてくると思います。このため日本では、炒飯は「レンゲ」を使って食べるものだと思っている人が多いと思います。
 しかし、私が見てきた中で、中国の人でチャーハンをレンゲで食べる人はいませんでした。沢山の人と一緒に食事をしますので、炒飯も大皿に盛られて出されます。中国でも台湾でも、炒飯は、中華料理屋さんでスープを飲むのに使っている深めの小さい器に盛ります。そして、当然のことながら、この器を手で持って、箸で食べるのです。
 チャーハンに限らず、白飯も同じように、この深めの小さい器に盛って、箸で食べます。これは、日本で御飯を食べる時と同じスタイルです。この器は、日本では中華料理のスープ用の器として認識されているかもしれませんが、中国では、そんなことはありません。ただの器の一つです。スープを入れたり、御飯を入れたり、普通の料理を入れたり、大活躍です。御飯ものを食べる際は、日本での茶碗と同じような使われ方をするのです。
 考えてみれば、至極、当たり前のことです。御飯ものは、茶碗に入れて、手に持って食べるのが食べやすいのです。何故、日本では、チャーハンを平たい皿に盛ってレンゲで食べる形が定着したのでしょうか?全く、理解できません。中国や台湾では、日本のような食べ方をする人はいないようです。最も、ハイクラスの人達の食べ方は分かりません。私が知っているのは、ごく普通の一般人だけですので。ただ、少なくとも、ごく普通の人たちで、チャーハンをレンゲで食べる中国の人には会ったことがありません。

◎電車の発車ベル(2000年2月11日)
 日本では、電車の発車ベルが当たり前のようになっています。先日、いつも利用している駅で、「駅の発車ベルが故障している」とのアナウンスがあり、駅員がマイクで「アナウンスで発車を御案内します」と言っていました。
 この時に、あらためて思ったのですが、発車ベルなんてなくても全く問題ないと思います。来た電車に乗り込むだけですから、発車ベルの必要性が分かりません。むしろ、発車ベルがない日は、静かで快適でした。何故、日本の鉄道会社は、こんな騒音を撒き散らしているのでしょうか?
 日本では、どこの駅でも発車ベルがあるのが当然のようになっていますが、他の国では、どうでしょうか?私が行ったことがある国の記憶をたどってみると、日本以外には、こんなものは無いのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
 イギリスでもオランダでも、いわゆる鉄道も地下鉄でも、ヨーロッパでは、こんな音はなかったと思います。アジア地域でも、韓国、台湾、中国、シンガポールやタイでも、こんな騒音は無かったと思います。また、実際に、私が電車を利用する際、これらの国で、発車ベルが無くて困ったことは、一度もありませんでした。
 もしかしたら「日本では、これらの国とは比べられないくらいに混雑しているので、発車をアナウンスする必要がある。」という論理なのかもしれませんが、混雑しているから必要、というは理解ができません。実際、今朝も混雑していましたが、何の問題もありませんでした。
 むしろ発車ベルが鳴ると、あせって乗り込もうとする駆け込み乗車を誘発するし、押し合いが起きるのではないでしょうか?発車ベルがなければ、階段を上っている人には、電車がいることも、発車寸前であることも分かりませんから、駆け込み乗車をするこができません。電車の運行には、はるかに安全になるのではないでしょうか?
 日本の鉄道会社は、形式だけ「危険ですから、駆け込み乗車はお止めください。」などと言っていますが、実際には、発車ベルによって駆け込み乗車をする人を増やしていることになります。何しろ、「駆け込み乗車はお止めください。」というアナウンスは、駆け込み乗車をした人に対して、電車の中で言っているので、「駆け込み乗車を認めた」ということが前提でのアナウンスです。本来は、駅の階段やホームでアナウンスすべきものですが、発車ベルで駆け込みを促しておいて、「駆け込むな」というのは無理があります。
 鉄道会社が発車ベルを採用しているのは、「(アナウンスとは別に)駆け込み乗車を誘発し、1本の電車に出来る限りの人間を詰め込んで発車したい。」という意図なのではないでしょうか。それ以外の理由が思いつきません。他の国を見習って、鉄道会社の都合で騒音をまき散らすのは止めていただきたい。





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